村長からのメッセージ

北山村長 山口 賢二 北山村とは

北山村は、紀伊半島の南東部に位置し、周囲を三重県と奈良県に囲まれた全国で唯一の飛び地の小さな村です。人口は、約530人と典型的な少子高齢化と過疎化が進んだ村となってしまいました。 北山村は、古くから良質の杉材に恵まれた林業とその木材を筏に組んで北山川を流す筏師の村として栄えてきました。しかし、昭和30年代には、戦後復興の電力エネルギー確保の国策から北山川にも3つのダムが建設され、住民の生活基盤であった600年の歴史を有する筏流しができなくなるなど、住民生活は大きな変革を余儀なくされました。 生活環境が大きく変化する中において北山村の行く末を案じた先人達の知恵と努力により、かつての筏流しはその伝統技術を継承すべく「観光筏下り」として復活し、観光立村への第一歩を踏み出したのであります。

じゃばら

一方では、古来より北山村でしか栽培されていなかった柑橘類の「じゃばら」を北山村の特産物として売り出すべく努力を続けてまいりましたが、ここ数年来じゃばらが花粉症に効果があるかもしれないということから飛躍的に人気も高まり、今では北山村の基幹産業となっております。 北山村は、「筏の村」「じゃばらの里」として観光事業を中心とした地域づくりに取り組んでおります。自然豊かな北山村、人に優しい北山村へ皆様も一度お出かけ下さい。住民一同、心よりお待ちしております。